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「THIS IS ENGLAND」を渋谷シアターNで観た。
二日前くらいに無性に観たくなった。
2006年のイギリス映画。
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主人公の男の子が妙に可愛くない。んだが、可愛くも見える。最初出て来た時は金髪で可愛らしいんだが、金髪を坊主にしたら髪の毛があんまり見えなくなってつるっつるの人みたいなんで可愛くなかったのか…。多少メタボだからか…。
で、13歳という年齢よりも妙に幼く見える。喋ることは大人びてたり子供っぽかったり。
何故この映画が日本でなかなか封切られなかったかわかった。
有名人が一人も出てないし、特別かっこいい人も可愛い人も出てこない。妙にリアルなキャストだった。
イギリスで特にヒットした様子もなく、題材の割には淡々とした地味な映画なのかも。
1983年のイギリスと聞いただけでものすごく興味がそそられたのと、イギリス国旗をうまく使ったイメージとかで「好きかも」とか思って観に行った訳だが、やっぱりそこそこ好きだった。
基本「青春物」が好きなんでまーその規格内ならどんなんでもアリっちゃアリ。UK+青春は鉄板。
80年代ってもっとダサい筈なんだが、そこはイギリス。お洒落だった。中心はスキンズという右寄りな不良の人達。モッズとかパンクスとかなら有名だけど、スキンズってイマイチ知らなかった。スキンヘッドでドクターマーチンでジーパンの裾を折ってサスペンダーでシャツ。
スキンズの女の子の髪型が衝撃的だった。後ろから見たら坊主で、前から見たらマッシュなんだ…。すげー。いかにも80年代なボーイジョージみたいな女の子もいたんだが、多分彼女はスキンズじゃないんだろう。
主人公の少年ショーン君は、80年代に最もダサかったベルボトムを履いててからかわれて、スキンズの兄ちゃんに絡まれて何故かスキンズの仲間入りをしてしまうんだが、ファッション的にぶらぶらスキンズをやってた仲良しグループに、ム所帰りの本気スキンズの兄ちゃん(24歳には見えない、40歳くらいに見える)がちょっかいをかけてきてからおかしくなっていく…みたいな話。
色々映画についてネットで調べてたら、イギリスの貧しい地域とロンドンとでは全く生活とか文化が違う、とか載ってた。この映画の舞台は、多分貧しい地域なんだと思う。仕事もなく毎日ブラブラして鬱屈している貧しい若者が、その怒りを外国人に向けてしまうのはまー結構自然な流れではあるのかも。
思想うんぬんよりも、多分生活レベルが相当低いところにあって、学校に行けばいじめに喧嘩に体罰。そりゃ主人公のショーン君もグレますわな。小うるさくておそらく相当ダサいおかん(だからベルボトムを履かされていたんだろう)よりも、可愛がってくれるかっこいい兄ちゃんがいれば当然そっちになびく。
ショーン君の気の強さに吃驚だな。何か日本人のショーン君タイプの子だとあんなに喧嘩したりしないよな…。イギリス人って喧嘩っぱやいのか?
まーイギリス文化は面白いって結論。
ファッションと音楽は楽しめた。
バッチ購入。直径3センチくらいある。
しかしパンフ以外の映画グッズって買うの恥ずかしいな。
「え、そっち買うの?」と思われてる気がする。気のせい。
THE NOVEMBERS新譜購入。
「dnim」好き。
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