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1日に「アキレスと亀」を観に行く。

レディースデーに行ったつもりだったが、ばっちり映画の日。
でも私は前日にチケットを買いに行ったので、もっともベストな場所で観れたかも。ただ、インターネットで売ってくれるともっと嬉しい…。
どんだけ人がいっぱいなんやろーとか思って気合い入れて行ったけど、意外といっぱいじゃなかったような。一番前の席は空いてたみたいやし。東京でこれだと地方だと一体どんな…。

何かキタニストの男の人が若干多めだった気がした。別の映画やとなかなかいない男二人組とか割といた。映画終わった後、二人でマニアックな話するんやろなーとか思った。

「TAKESHIS'」と「監督・ばんざい!」と「アキレスと亀」が三部作らしい。

で、本編。
あー、三部作ってのは納得。
前二本と違って、最初から最後までちゃんとしたストーリーがあるにはあるんだけど、やっぱり相変わらずたけしさんの「死」との向き合い方、みたいな映画だったかな。

主人公の真知寿は、絵を描くことだけが自分の存在価値、みたいな環境で育っていて、最初から最後まで絵だけを描き続けていて、常に周囲には「死」があって、それを淡々とした目で見ていて、真知寿が感情を表すことが最初から最後まで全くない。

たけしさんはよく主人公に「空っぽ」な人を好んで使うんだが、真知寿の青年時代の柳ユーレイは本当に「空っぽ」だった。「3-4×10月」でも柳ユーレイがやっぱり主演だったんだが、普段は全く顔を見ないこの人のことをかなり気に入っているみたいだ。きっとなーんにもない人なんやろね。

んでちょっと「パフューム」の主人公のことを思い出した。
「パフューム」の主人公は、愛されたことが一度もなかったから、愛し方が全くわからなくて、愛する感情=良い香り、みたいな感じで間違った方向へ行ってしまったんだが、真知寿もそれによく似ていた。
悲しみの感情=絵を描く、みたいな感じだろうか?

そして笑いは相変わらずビートたけしの笑いなんだけど、でも今回かなーりブラック。そこはタブーなんじゃないの?笑ったらいけないんじゃないの?でも面白い~、みたいなブラックな笑いが多かった。「死」と組み合わされた笑いで。
映画に何枚も何枚も絵が出てくるんだが、全てたけしさん作。どれもこれも下手なんだけど、すごく魅力的。売ったら普通に高くで売れるやろなー。買えないだろうけど、一枚欲しいわ。

んで、最後の最後であの終わりだったから、それだけで全てが引っ繰り返されてちょっと感動。
終わりよければ全てよし、みたいな。

いい気持ちで帰れる。「いい映画観たなー」という感じ。
キタニストの隣りの男二人組と映画話をしてみたかった。

あー、やっぱり北野映画大好きだ。

北野武ドキュメンタリーないかなー、とDVD探してみたが、ないね。
北野武のドキュメンタリーが好きすぎる。ドキュメンタリーを集めてDVDにするのは色んな権利的に無理か。あったら絶対買うがなー。
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